(2013年7月19日にメールニュースの登録者に送ったメッセージ)

Connect Japanの設立とこれからの活動方針

以前は年末頃に活動方針のメールを送っていましたが、2011年3月11日の震災でショックを受け、自分の方針が見えなくなり、書けなくなってしまいました。今になって方針が少し見えたので報告したいと思います。

目次
合同会社Connect Japanを設立
福島と国際社会をつなげていく
スウェーデンを100%再生可能エネルギーの国に
2014年9月、スウェーデン総選挙
日本は危険な悪循環へ?
執筆依頼を歓迎します

●合同会社Connect Japanを設立

大地震は東京で経験しました。直接の被害はなかったですが、仕事のキャンセル、将来に対する不安、東京の中心部に住むことに対する不安など様々な不安が湧きました。自分が突然の大きな社会変化に対して無防備だと痛感し、当時のままではリスクが大きすぎるとの結論になりました。

まず、95年頃から続けてきた個人事業は個人生活に密接していたので会社と個人生活を分けることにしました。今年3月、専門家に依頼せずに、自分で合同会社Connect Japanを設立しました。この会社で、ツアー企画、講演,通訳、執筆など、いままでの仕事を続けます。よりしくお願いします。
https://connect-japan.jp/japanese/

ツアーに関しては、今まで通り、新宿に事務所を置いている有限会社リボーン <エコツーリズム・ネットワーク>との協力を続けています。
http://reborn-japan.com/
次回ツアーの案内はこちらです。
http://reborn-japan.com/overseas/7903

●福島と国際社会をつなげていく

福島の原発事故が起こったことで回ってきた新しい仕事もあります。北欧のメディアや団体の方々のための福島取材の手伝い、視察アレンジ、同行通訳の仕事です。何回も行くと新しい知り合いがたくさんでき、多くの方の話を聞く機会がありました。とても有意義な仕事だと感じています。その中でいわき市の仕事仲間もできました。植木秀子さんです。植木さんは多くの協力者と一緒に福島の人々の心の復興に取り組むNPO法人「元気の素カンパニー以和貴」を設立しました。Connect Japanとほぼ同じ時に登記された団体だし、Connect Japan の事務所を「元気の素カンパニー以和貴」のいわき事務所内に置くのが丁度よいということになりました。

「元気の素カンパニー以和貴」もよろしくお願いします。
http://genkinomotoiwaki.org/

FUKUSHIMAという言葉は世界中のニュースで広がり有名になりました。残念ながらチェルノブイリのような暗いイメージで有名になってしまいました。CHERNOBYLは今でも暗いイメージ一色ですが、原爆を落とされたHIROSHIMAはどうでしょう。平和の強いメッセージを発信することで平和の町としても知られるようになりました。福島も、広島のように世界に強いメッセージを発信することで新しい魅力のあるFUKUSHIMAになれると思います。そんなことに希望をもって、初めての会社を福島に置いて、福島と国際社会を繋げていく仕事をしていきたいと思っています。

●スウェーデンを100%再生可能エネルギーの国に

福島の原発事故が起こってから、自国スウェーデンに対する疑問点の一つがとても気になるようになりました。というのは、スウェーデンの福島事故に対する反応はドイツなどに比べて鈍感でした。最初のショックが落ち着いてから、原発新設にやや前向きな傾向が続いています。スウェーデンの持続可能な社会に向けた数多くの魅力的な取り組みと平行して、「原発を続けて使おう」という中央政府と大手電力会社の姿勢があります。国全体を見ると非常に矛盾していると感じます。スウェーデンに一部失望していましたが、最近は希望が湧くような新しい動きがあります。自分も関わることができます。

スウェーデンは、原発に疑問をもつ人々は、反原発運動よりは、積極的に再生可能エネルギーを推進することにしています。現在、新規の原発を作るのがあまりにも高く、どんどん発展する再生可能エネルギーに負けてしまうだろうと信じているからです。再生可能エネルギーの実態と可能性を幅広く、元気よく発信すれば、原発産業は自然に消えていくだろうという狙いです。

市民団体と再生可能エネルギーの新産業の企業が一緒になって100%再生可能エネルギーのスウェーデンを実現しようと、ネットワークを作りました。自分が理事と日本代表の持続可能なスウェーデン協会(Sustainable Sweden Association)もそのメンバーの一つとして活動しています。ネットワークのホームページがまだスウェーデン語のみです。
http://förnybart.org
ここは加盟している企業や団体とそれらのリンクがあります。
http://förnybart.org/aktorer-i-natverket/
このページでは自分がネットワークのためのアピールをしています。(スウェーデン語のビデオ)
http://förnybart.org/aktorer-i-natverket/sustainable-sweden-association/

ネットワークは大手新聞にエネルギー政策に対する意見を主張する投稿記事を乗せたり、セミナーを開催したりしています。政策が大きく変わる可能性が一あるのは、2014年9月の総選挙の時です。政権交代があるのでしょうか。

●2014年9月、スウェーデン総選挙

スウェーデンは4年に一回の9月に総選挙が行われます。2006年の政権交代以来、原発に前向きな保守中道連立政権が続いています。

来年は政権交代とエネルギー政策の変化が起こるのでしょうか?その鍵になるのは、スウェーデン最大の政党、社会民主党です。社会民主党政権は2006年の敗北まで原発の段階的廃止の姿勢を、積極的にとは言えませんが、一応維持していました。

また環境党は、野党でありながら国会の第3党です。

●日本は危険な悪循環へ?

もうすぐ参議院選挙ですが、どのような結果になるのでしょうか。

福島原発事故以来、その後の日本の方針はどうなるのだろうかと、方針が見えてくるのを待っていました。今は見えてきた感じがします。電力会社の赤字をさけるために、事故の後処理と古い原発の廃止費用のために止まっている原発の再稼働をしようとしているようです。とても危険な悪循環に見えます。経済的なリスクと、いつ来るか分からないような地震のリスクを比べたら、経済的なリスクが圧倒的に確実で危険なものに見えるようになったでしょう。

●執筆依頼を歓迎します

「スウェーデン環境ニュース」の発行を中止してから長い時間がたちましたが、日本に紹介したいスウェーデンの取り組みがまだまだたくさんあるので、執筆の依頼を歓迎します。

Lena

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